こんにちは、文屋です。
物件の売却をお考えの方にお引き渡しまでの大まかな流れをご案内します。
1.売却準備
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不動産を売却募集してから購入者が見つかるまではマンショでは平均3,4ヶ月、一戸建てや土地の場合だと6ヶ月以上かかると言われています。
立地の条件や築年数によっては1ヶ月ぐらいで売れることもありますが、
2.査定依頼
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査定を依頼します。手数料などは発生しません。
査定では躯体そのものの劣化や傷み具合、間取り、構造、立地、日当たり、設備、性能などを見ます。(マンションと一戸建てでも見方は同じです)傷や設備の故障があるときは、現状のまま査定を受けた上で売却前に補修、修理するかどうかを不動産会社に相談すると良いでしょう。
3.媒介契約を締結
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信頼できそうな不動産会社を選び、売却を依頼する為の媒介契約を結びます。媒介契約には
【一般媒介】【専任媒介】【専属専任媒介】の3種類があります。専任媒介、専属専任媒介ですと不動産会社1社だけとの契約になります。
一般媒介では2社以上との媒介契約が可能と違いがあります。
専任系では他社に先をこされる心配が無く、広告費や営業マンの努力が無駄になる心配が無く積極的な営業活動が見込めます。
また、専任系は一定期間以内にレインズ登録や、定期的な活動報告が義務付けられている為、安心感もあります。
一定期間購入者が見つからなかった時の買取を保証してくれる会社もあります。
4.販売活動を開始
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媒介契約を結び売出し価格を相談して決めます。
主な販売活動の内容は広告チラシ、インターネット媒体への掲載、レインズ登録などです。物件の良さが伝わる写真など使うと効果的です。
売出物件に興味をもってくれた方が見学にいらっしゃいます。
一戸建てやマンションの場合ですと部屋が綺麗に掃除されていると印象が良くなります。
5.売買契約締結
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購入希望者と条件の合意後、売買契約を締結します。
売主、買主及び仲介業者立ち会いのもと契約書を読み合わせします。後々トラブルを避ける為にもしっかりと内容の確認をしましょう。
売買契約締結後、抵当権抹消の準備をしましょう。
(抵当権者へご連絡し、抵当権抹消の手続きが必要です。)
6.物件の引き渡し(残代金決済及び移転登記)
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お引き渡しは平日に売主、買主、不動産会社、司法書士が買主融資先金融機関に集まって行われるのが一般的です。
残代金及び固定資産税などの精算と同時に物件を引き渡します。その際に設備の取扱説明書やマンションの管理規約等も買主にお渡しします。
場合によっては譲渡所得税がかかる事があります。
一連の流れをご理解いただいていれば計画的に準備ができるのでこの記事を参考にしていただければ幸いです。
追記
成功させるためにも
もし不動産に何らかの欠点がある時はトラブルを避ける為にも必ず話しておきましょう。売主には「瑕疵担保責任」があるからです。
責任を負う期間は引き渡しから3ヶ月程度に限定して契約するのが一般的ですが、売主が欠点を隠して売ると免責されません。
雨漏り、設備の不具合、シロアリ、土壌汚染、近隣トラブル、騒音問題etc...
事前にわかっていれば売却後のトラブルをさけることができます。
物件に興味を持った人から内覧の問い合わせがきたらチャンスです。
広く見せるために物を減らし、掃除をし、第一印象を決める玄関や忘れがちなバルコニーなども綺麗にしていると効果があると思います。
一円でも高く売る準備を事前しましょう☆